どうしてこうなった

考えても考えなくても結局こうなる

道路にはみ出しているという理由で近所の公園の桜は枝が切られてスカスカになった


中学生の時、当時ガラケーで自分のHPを作って日記を更新したり掲示板に書き込んだりすることが呼吸と同じくらい当たり前だった。


多くはないけど掲示板に書き込んでくれる名も顔も分からない人たちが数人いて、返信したり来たりが楽しくて仕方がなかったなーと。


あの人達が男か女かも、何歳で何をしている人かもよく分からなかったけど嬉しくて繋がっているその時間が好きだったなーと。


13歳の私はネット上ではとてもいい子で、現実はだらしなくて弱いやつ。
なんかそれって変だったよなと、久しぶりにブログを書きながらあの頃を思い出してます。


桜が満開ですとニュースで見たのは先週末。
花見客で賑わっている街中の公園からの中継を見て
「昼間の酒は酔うんだよなぁ」
と呟いた私はあの頃に比べたら大人になってる。


ネット上でも現実でもだらしなくて弱いやつ。
どうしてこうなった。

なんでいつも私のハンドルネームは「うに」なのかについて。

小学生の頃、漁港のすぐそばの民宿に家族で旅行に出かけたことがあった。


それは叔父さんの再婚を祝うため母親が考えた旅行だったような。
叔父さんと叔父さんの新しい奥さんと母親、叔母さん、祖父母、私。


民宿の周りにはコンビニもなく、そもそも船で渡らないと行けない島。


退屈で仕方ないから探検だと言って私は叔父さんの奥さんと
島を散歩することになって
皆でいるときは気まずそうだった奥さんが、
私と二人きりになった途端、明るく饒舌になった。
「お母さんとお父さんは優しい、でもお姉さんは少し怖い」
その怖いお姉さんの娘は私なのにな、と子どものくせに心の中で苦笑い。


豪華な夜ご飯だった。鯛が一人に一尾ずつ付いてきたり、
舟盛りの船が実際に浮かべてみたくなるほど大きかった、
...ような気が、する。


驚いたのは翌日の朝食。
「たくさんあるから食べてくれると助かるんだけど」
と女将さんがテーブルに大皿でドンと出してくれたのは
皿いっぱいの真っ黒なウニだった。


獲りたてのウニらしく、殻は剥かれていたけどトゲトゲがまだ動いていた。
衝撃的においしくて、食べ物を食べてあんなに驚いたのは
後にも先にもあの時が初めて。


それ以来私はウニが大好物になったという話。

前職でお世話になった上司と同僚との飲み会で、たらふくウニをご馳走になりました。

なんならスプーンで食ってしまえと親方が出してくれました。アイスのようにウニを食べる人はじめて見た、とカウンターに座っている他のお客様も親方も同僚も上司も皆驚いていました。


どうしてこうなった。