なんでいつも私のハンドルネームは「うに」なのかについて。
小学生の頃、漁港のすぐそばの民宿に家族で旅行に出かけたことがあった。
それは叔父さんの再婚を祝うため母親が考えた旅行だったような。
叔父さんと叔父さんの新しい奥さんと母親、叔母さん、祖父母、私。
民宿の周りにはコンビニもなく、そもそも船で渡らないと行けない島。
退屈で仕方ないから探検だと言って私は叔父さんの奥さんと
島を散歩することになって
皆でいるときは気まずそうだった奥さんが、
私と二人きりになった途端、明るく饒舌になった。
「お母さんとお父さんは優しい、でもお姉さんは少し怖い」
その怖いお姉さんの娘は私なのにな、と子どものくせに心の中で苦笑い。
豪華な夜ご飯だった。鯛が一人に一尾ずつ付いてきたり、
舟盛りの船が実際に浮かべてみたくなるほど大きかった、
...ような気が、する。
驚いたのは翌日の朝食。
「たくさんあるから食べてくれると助かるんだけど」
と女将さんがテーブルに大皿でドンと出してくれたのは
皿いっぱいの真っ黒なウニだった。
獲りたてのウニらしく、殻は剥かれていたけどトゲトゲがまだ動いていた。
衝撃的においしくて、食べ物を食べてあんなに驚いたのは
後にも先にもあの時が初めて。
それ以来私はウニが大好物になったという話。
前職でお世話になった上司と同僚との飲み会で、たらふくウニをご馳走になりました。
なんならスプーンで食ってしまえと親方が出してくれました。アイスのようにウニを食べる人はじめて見た、とカウンターに座っている他のお客様も親方も同僚も上司も皆驚いていました。
どうしてこうなった。
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